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調査部会 令和5年度事業所見学会及び全体会議を開催2024年3月25日




環維協調査部会では、DBO事業や長期包括契約を実施している事業所の見学を行っていますが、新型コロナの影響で2019年からしばらくの間、視察を中断していました。

今年度は令和6年2月15日(木)に、22名の参加を得て、仙南地域広域行政事務組合「仙南クリーンセンター」の事業所見学会を開催しました。

同施設は、白石市、角田市、蔵王町、七ヶ宿町、大河原町、村田町、柴田町、川崎町、丸森町の2市7町からなる仙南地域広域行政事務組合が整備した、処理能力200T/日(100T/24H×2炉)のボイラ・タービン発電付全連続流動床式ガス化溶融炉を有しています。

事業方式はDBO方式で、(株)神鋼環境ソリューションを代表企業とする「(株)仙南環境サービス」がSPCとなり、平成29年4月より15年間の運営・維持管理を行っています。

見学会では神鋼環境メンテナンス(株)の向井様、佐藤様にご対応いただき、ビデオによる説明の後、施設見学を行い、会議室に戻ってから質疑応答を実施しました。

施設見学では、自然採光を活かした美しいデザインの管理棟で資源リサイクルの重要性を学んだ後、プラットホームやごみピット、ガス化溶融設備やタービン発電機等を見学しました。原寸大のごみクレーンイラストや、ガス化炉及び溶融炉のイメージ図に関する掲示があるほか、職員の方が3D プリンターとダンボールで作成した施設模型など、見やすく工夫を凝らした見学者設備を多く備えていることが印象的でした。また、最終処分場の掘り起こしごみを溶融処理しているなど、特徴的な取組みについても説明があり、参加者は関心を持って説明に聞き入っていました。また、質疑応答では、運営維持管理に関する具体的な質問に対しても快く回答していただき、理解を深めることができました。

信頼性の高い、優れた技術に基づく施設と、それを活かす優れた運営維持管理により、安全・安心はもとより、循環型社会形成の拠点としての役割を果たしていることが理解できた貴重な見学会となりました。

また、事業所見学会の後、令和5年度調査部会全体会議を仙南クリーンセンター内の会議室で開催しました。調査部会が毎年実施している受託実態調査や総合評価プロポーザル方式実績調査に関する報告や意見交換を行い、調査部会の年間活動成果を皆で共有しました。また、環維協全般に関する概要を稲田事務局長に説明して頂き、環維協活動に関する理解を深めることが出来ました。

調査部会では、今後も受託実態調査、総合評価プロポーザル方式実績調査、事業所見学会、調査部会全体会議の開催を通じて、会員各社による積極的な活動を推進して参ります。


<見学風景>
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<集合写真>
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