シアン(シアン化合物)
提供: 環境衛生施設維持管理業協会 環境施設用語集
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2010年8月26日 (木) 12:13 時点における最新版
シアン(シアン化合物) しあん(しあんかごうぶつ)
cyanogen(cyanide)
シアン化水素酸の塩類の総称。リチウムを除くアルカリ金属やアルカリ土類金属、タリウム(1)などのシアン化物はイオン性結晶で、水によく溶け、加水分解して強塩基性を示す。多くの重金属の塩は共有結合性をもち、水に難容である。毒性が強く微量でも活性汚泥や水生生物に障害を与える。水質汚濁防止法に規定する有害物質としてシアン化合物の排出基準は1mg/lと定められている。シアン化合物含有排水の処理方法には、次亜塩素酸ソーダなどの酸化剤を用いたアルカリ塩素法などがある。